お薦めの逸品
秋の装い 遊ぶ 帯留
食欲の秋、読書の秋、、、様々な楽しみに溢れる季節「秋」。
残暑が厳しい昨今の秋ですが、やはり楽しみたい「秋の装い」。
今回の"特集・お薦めの逸品"は「秋の装い 遊ぶ 帯留」と題しまして、帯留をご紹介します。
見た目の楽しさ美しさ。コーディネートに取り入れる意味や理由などなど、思い思いに楽しみ遊ぶ「秋の装い」の参考に、どうぞご覧ください。
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すっきりとしたコーディネートに螺鈿の帯留が添える輝き
落ち着きのあるトーンでまとめたコーディネート。帯締めも良いけど、帯留で華やかさを加えたい。無地の紬に織の帯。趣のある質感の中だからこそより映える輝き。螺鈿細工の魅力はその洗練された印象の輝きの存在感。
紬:小田島克明 ¥378,000-(税込・仕立て込み)
小物の色使いで活きる濃色。存在感のあるもの同士で楽しむ調和
濃色同士を重ねるコーディネートは小物選びがより重要。敢えて強い存在感の小物を選びながらも互いを引き立て合う「調和」を楽しみたい。茄子は初夢「一富士二鷹三茄子」でお馴染みの縁起物でもあり、「茄子=成す」という意味合いにも遊び心を感じる。"成す"という前向きな気持ちをコーディネートに加えて楽しみたい。
紬:久米島紬 ¥368,000-(税込・仕立て込み)
意匠と質感のコントラスト。現代の雰囲気に溶け込むレトロな存在感
瓢箪を模った銀製の帯留。その意匠と質感はまるで大正・昭和時代のアンティークのような雰囲気を纏っている。数ある作り手の中でも伝統美の中に現代の感覚を表現する事を得意とする小山憲市(紬)と織楽浅野(帯)、和小物さくら(帯揚)の品々に囲まれて、一層存在感が際立つ、正に「小物は大物」。
紬:小山憲市 ¥495,000-(税込・仕立て込み)
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見た目の美しさ。自身で紡いだストーリー。その日の気分をコーディネートに。
コーディネートの楽しみを遊び心と共に加速させてくれる「帯留」。皆様はこの秋の装いをどう楽しまれますか?
他にもいろいろ、荒井呉服店の帯留。
丘を跳ねる兎を意匠化した帯留。色合い的に丘が月に見え、それがまるで掛詞のように面白い一品です。
螺鈿細工で5つの珠を表した帯留。麻雀牌の筒子の様にも、サイコロの様にも見えます。因みにサイコロの五の目は最も出やすい目と言われておりますので、何か勝負ごとなど”当たりたい時”にこの帯留をする、という思いを込めるのも良いかも知れません。
銀杏と楓。葉が色付く頃に是非コーディネートに取り入れて頂きたい帯留です。紅葉は移ろう季節の彩りでもありますが、モノトーンの真鍮で仕上げているあたりがとても洒落ています。
秋の夜長を思わせる梟の帯留。可愛らしい表情に遊び心を感じる一品。夕暮れからのお出掛けにコーディネート頂くなど、楽しみ方はいろいろ。
通年でお楽しみ頂ける「千鳥」の意匠。「千鳥=千取る」という語呂合わせで吉祥の意匠としても親しまれております。飛ぶ鳥には様々な意味合いを見ることが出来ますが、深く考えずにただただこの帯留の見た目の良さを楽しむのみ、というのも良いと思います。
隈取を意匠化した帯留。歌舞伎好きの方にお薦めです。観劇の際に、ほんの僅かな主張として、推しの役者を想う心の表れとしてコーディネート頂くという、装いで楽しむ歌舞伎もまた良いものでございます。
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秋の装い 遊ぶ 帯留
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